2020年2月7日から11日まで
クリニックは季節外れの長いお休みを頂きました。
せっかく来院して頂いたのに休診していたため、
御迷惑をお掛けした方もおられると思います。
この場を借りて深謝致します。
申し訳ありませんでした。
実はインフルエンザA型にかかってしまい、どうしても診療ができない状態でした。
2月5日(水)の時点では軽い寒気だけだったので、翌日は休診日、ゆっくり休めば治るかな?と軽く考えていました。
6日(木)、早朝に39℃台の発熱、頭痛で全く動けなくなりました。20年近くインフルエンザにかかっていませんでしたので、まさか自分がインフルエンザ?と最初は考えていました。まして、今年はインフルエンザの患者さんも少なく、さほど流行もしていませんでしたから。
同日午後3時と午後10時の2回、インフルエンザ検査を行いましたが、共に陰性。原因がわからず不安が募りました。この時期ですから、先週末に行った大洗水族館で新型コロナウィルスに感染?ひどい頭痛から脳炎?髄膜炎?など考えだすと止まらなくなりました。午後からは多賀中学校の学校保健委員会がありましたが、急遽欠席させていただき、自宅でひたすら耐えていました。
7日(金)、早朝から39℃台の発熱、後頭部に今までに経験したことがない痛みが続いていました。しかし、その日は午前と午後に内視鏡検査、各種ワクチンの予約が入っていましたのでクリニックへ向かいましたが、診察どころではない状態でした。
到着後、3回目のインフルエンザ検査を行いました。これで判明しなければ他院の先生に診察していただかなくてと考えていたところ、うっすらとA型が陽性反応が!この時は原因がはっきりして、手が震えるほど嬉しかったのを良く覚えています。
その後、抗インフルエンザ薬を使用しましたが症状は一進一退で、発熱、後頭部を後方に強くひっぱられる痛みが続き、3日間はほぼ寝たきりの状態になってしまいました。
食事を受けつけず、水分だけでしたので、気付いたら体重も最近では経験したことがない59kg台まで減ってしまいました。
9日(日)には熱も下がり、食欲も改善してきましたが、自宅には高校受験真っ最中の次男、また次週に試験を控えている長女おり、家族からは「インフルエンザ患者は来ないで!!」と言われ、私がいた場所や触れた場所はアルコール消毒される始末で、自宅の自室以外居場所のない大変窮屈な時間を過ごしました。しかし、家族間感染は防ぐことができ、消毒、隔離の大事さも痛感しました。
今回の経験を通じて、やはり感染早期には検査をしても無駄であることを痛感しました。私のように発熱後12時間でも反応がないことはよく分かりました。また、想像していた以上にインフルエンザによる頭痛は辛いことを経験しましたので、今後の対応に活かしていきたいと思います。私個人としてはワクチン接種、手洗い、手指のアルコール消毒と気をつけていましたが、感染してしまいました。5日間の休診を余儀なくされ、今回のインフルエンザ感染の代償は大きいものとなりました。
今年度は日立市内でのインフルエンザ感染は少ないことから油断もあったのかもしれません。次年度以降、診療で抜ける日がないよう、対策を考えていきます。